ポロヌプリ山〜珠文岳 2008年3月23日〜24日

中頓別にある841Mのポロヌプリ山から761Mの珠文岳を目指す縦走。
雪は固まっており、つぼ足での登山。

1日目にポロヌプリに登頂。
2日目に珠文岳を目指すが天候不良などであきらめ、途中639Mからの帰路をとなった。
だだっ広い尾根で視界不良の中でのコースとなり、安易な山ではなかった。


間ノ川の林道に入る。
林道は2時間半ほど。
スキーをひきづりながら、つぼ足で歩く。
林道終点地点、約320m地点から尾根に乗る。

急な暖気で、樹氷がパラパラと落ちる。
かろうじてひっかかった樹氷が木々に
小さな白い花を咲かせている。
白く輝く小さな可憐な花。
627m地点のから見たポロヌプリ山。
岩肌と大きくかぶる雲を見て、標高から想像するよりも、
厳しそうな印象。気を引き締める。
兵知安川上流の二股にはさまれた尾根
550m地点をテン場として、荷物をデポ。
ポロヌプリ山の北尾根目指す。
時間はすでに14時過ぎ。
視界不良と風雪!!
テン場から2時間弱で頂上着。
遠くからみると岩稜帯に見えたが、
頂上はハイマツと高山植物が広がる。
ピッケルやザイルの出番はなく、登頂できた。
記念写真を撮影後、早々にテン場へ下る。

テン場は周りの風の影響はなく快適そのもの。
豪華カルビー丼で楽しい宴を過ごす。



翌日、テン場を出発すると、
あっという間に風雪!!

しかも目指す珠文岳までの尾根は、
だだっ広い尾根が続くばかり・・・。
639m地点で珠文岳は断念。

709mを巻きながら、
元来た627mピークを目指す。
しかし、今ひとつ確信がもてない。
来たときにつけたテープを発見し、やっと一安心。
やはり、3月。風雪といっても雨に近い雪。
その雪によって、
木々も人間も厚さ1センチぐらいの氷のコーティング状態。
ピッケルやザックもまんべんなくコーティング。

往路がはっきりしたことで、ほっとしたこともあり、
氷人間状態を互いに見て笑い合う。
林道はスキーで快適にすべり、帰路に着く。