早大尾根 1483峰

2011年5月3日〜5月6日

1483峰の頂上に、5回目の挑戦で、やっと立てました。
(GWに3回、沢から2回)

今回は、ぺテガリ東尾根 1518から早大尾根に入り、1483峰の往復して、
また、東尾根に戻るという確実ルートで行ってきました。

稜線は細く、両側は切り立って、沢は険悪なゴルジュ。
歩行中のアイゼンの引っ掛け、雪庇踏み抜き、樹木のつまづきや
ザックの引っ掛け、滑った時の危険予測などで、頭いっぱい。
緊張しました。リーダーはもっと緊張したと思いますが・・・(´。`) 

早大尾根は、1970年12月末に当会のぺテガリ岳の集中(4パーティ参加)で、
平川パーティが、この尾根を使って、ぺテガリ岳へ縦走しています。
 記録   当会の会報36号 山行番号 1169 (安田氏から情報提供)
 メンバー L平川、桑原、横山、岡山
 期間   S45.12/27-S46.1/5
 ルート  大樹町(尾田村)〜早大尾根〜(中の岳)〜ぺテガリ〜ぺテガリ山荘
40年前の装備や交通事情で、しかも厳冬期に、10日間も、このルートを「重荷背負って行った先輩達の体力・精神の物凄さ」を改めて感じました。


3日 ぺテガリ東尾根登山口からポンヤオロマップ岳を越えてC1。
2009年09月19日に留取岳北面直登沢で敗退したルートを目で追う。

4日 朝から雪。
昨夜から積もった雪が、稜線歩行の難易度を上げる。東尾根も細い。
東尾根 1518からの早大尾根はもっと細く、ハイ松の枝の上に積もった雪上(空中?)を歩く。風が無いのが救い。
斜面では圧雪の上に積もった新雪がズルっと滑り、緊張させられる。
インナーまでグショグショになりながら、重荷背負って、1463峰でC2。(1518から1463峰までの片道所要時間 2h30m)

5日 雲海の朝を迎える。日高の山脈(やまなみ)が美しい。
(山脈:50周年誌のタイトルから 安田さん!引用しました。 <(_ _)>)
昨日同様の細い稜線。1483峰の西側コルはテントを張るスペースがある。
空身なので潅木掴んで、ワッセワッセ稜線どおり上る。稜線の岩を超えて、標高1400mから、2ピッチ スタカット。頂上は、テントを張る広さがあった。
天気は下り気味。主稜線に雲が入ってきた。(1463峰から1483峰までの片道所要時間 2h45m)

1463峰に戻って、テントを回収。東尾根 1518まで戻り、1417手前でC3。
緊張感から開放されて、夕食は残りの食料から好きな物を選んだ結果、朝用のラーメンを軽く食べて、あとは空ダキタイム。

6日 晴天の朝を迎える。昨日は視界が無く、気がつかなかったが、1483峰、1463峰、東尾根 1518の展望台にテントを張っていた。
モルゲンロードに染まる今回のルートを写真に収め、東尾根を下る。


東尾根から見た1483峰
2009年09月19日 敗退したルート(赤い点線) 
東尾根T(東尾根も結構細いT)
東尾根U(東尾根も結構細いU)
1463峰からポンヤオロマップ川の雲海
1463峰から東尾根1518
目指す1483峰

左からソエマツ 神威 ニシュオマナイ 中ノ岳


1483峰の登り 振り返ると、ぺテガリと1463峰
1483峰の登り 上をみるとこんな感じ
1483峰の頂上 やったー!
1483峰の頂上 テント一張りのスペース有
1483峰の下り 肩がらみ 2ピッチ
1483峰の下り 稜線の岩を上から撮影
1483峰の下り 稜線の岩

東尾根 1518の北尾根1400付近から  左から1483峰 1463峰 1518





1483峰から1518の概要(テントの設営は積雪期)

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